2011年6月15日水曜日

ホットパーティクルについての心配(ガンダーセンの警告その2)

ガンダーセンの一番新しい発表だと思います。以下に抄訳してみます。
(フェイスブックに載せたのと同じです)


6月12日付フェアウィンズ社 ユーチューブより。

 http://www.youtube.com/watch?v=S5E5gtHRosQ&feature=related


先週のニュースで二つ重大発表があった。

1)東電は、放射性物質総放出量は、再計算の結果当初発表の2倍だったと訂正。

2)ホットパーティクルが日本全国で発見。

東電が新規に認めたのは大半がホットパーティクルのぶんだった。

燃料損傷直後に放出されたガスは、ゼノン(キセノン)、クリプトンだった。希ガスは風で運ばれ周辺を汚染した。この部分は東電発表に変更なし。

新規発表分は、大量のホットパーティクル放出。われわれが独自に行った車のエアフィルターによるモニタリング結果を裏付けたことになる。

放射性物質98パーセントは原子炉内部にあるといわれている。だが、今回発表分のホットパーティクルは、セシウム、ストロンチウム、プルトニウム、ウラン、コバルト60などだ。

希ガスの中に入っていけばガンマー線を検知できる。だが個々のホットパーティクルを特定するのは困難だ。

東京の人は4月中、毎日10個吸入していたと見積もられる。

福島の人はホットパーティクルもおそらく30から40倍の量を吸入している可能性がある。

エアフィルター検査によると、シアトルでさえ4月中は、一日一人5個吸入していた可能性がある。

肺、そして腸、筋肉、骨に入れば、休みなく継続的に長期にわたってきわめて局所的に近隣の細胞(DNA)を損傷し続ける。たいていは修復されるが、いずれ発ガンが心配される。いったん体内に取り込んでからは体外排出困難。最初に定着した組織にとどまり続ける。

日本からの報告で、メタリックテイスト(金属を舐めたような味わい)を経験した人がいるというのが気になる。米国西海岸でも報告がある。スリーマイルやチェルノブイリの時にもこの報告があり、放射性物質に直接さらされた兆候であると考えられる。

16日にはボストンで、福島のような事故がアメリカでも起こりうるのかについて講演予定。