2011年6月1日水曜日

shing02 というミュージシャン

このミュージシャン、凄い知性だと思います。


「僕と核2006」
http://www.e22.com/atom2/



「僕と核2011」より

日本産婦人科学会への抗議文
http://www.e22.com/atom2/jsog.htm

日本政府、ICRP、ECRRのリスクモデルと見解の違い
http://www.e22.com/atom2/risk_dose.htm

 原子力産業と被ばく者の歴史相関図
http://www.e22.com/atom2/history.htm

 原子力をめぐるメディア、国民、政府の相関図
http://www.e22.com/atom2/media.htm

福島県はいまだに県民をさらに少しでも多く被曝させたいのか?

なぜ今となっては重大な事実誤認だらけの、このような住民慰撫の世迷い言をホームページに貼り付け続けて、我々無知蒙昧な民を愚弄し続けるのか?

共同研究をされる福島医大の先生たち、県内のお医者さんたちは、直接お話をされてこの見解をお認めになっておられるのか?この方の講演を生で聴かれたり、ラジオで聞かれたりされて、あるいはこの動画をご覧になられて疑問に思われたことはないのか?

この内容と、講演がなされたタイミングと背景と場所と、一番重要なその意図を考えたとき、現在もこのように県のページに堂々と示し続ける行政の神経はどういうものか?この方に我々の健康へのアドバイスをゆだねて大丈夫だろうか?

一部の訂正文を書き加えただけで、古い誤った情報に基づく能天気なお話を繰り返し県民の目にさらし続けることを当然と考えているのか?無警戒な人間は、今後もこれを見て放射線被曝リスクを過小評価する愚を、延々と繰り返してしまうではないか!

他のリスクアドバイザーの方々に比べ、山下教授の発言が結果として招く悪質性は目に余る。害毒ですらあると思う。福島県がいくら手当を支給しているのか知らないが、即刻お引き取り願わねば犠牲者が増えるばかりである。

http://wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=23695

訂正:質疑応答の「100マイクロシーベルト/hを超さなければ健康に影響を及ぼさない」旨の発言は、「10マイクロシーベルト/hを超さなければ」の誤りであり、訂正し、お詫びを申し上げます。ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありません。

訂正はこれだけでは足りないし、そもそも謝罪するのは数値の誤りに対してではなく、あなたを信用してマスクもせず大量に内部被曝をした県民に対してではないか。

講演で露払いを務めた高村教授のほうも山下先生の門下生らしい。事故収束の目処が立たない現時点では、以下の発言も疑問だ。

「チェルノブイリより汚染はずっと少ない。」「正しい情報を集めてください。」

「最悪の状況を想定するのは誰でもできること」という発言は困る。実際には公式にはどなたもなさってくださらなかった。ネットである程度的確に危険性を指摘していた情報は、「危険厨」と揶揄され、はては政府からネット上の「デマ」「流言飛語」に気をつけてください、などと「差別」視されていた。あげくは政府にとって「不都合な真実」はプロバイダー等に削除を求める条例?までそそくさと創り上げられていた。

「海外のメディアは事故の深刻さを過大視している。日本の情報が正しく海外に伝わっていないからです。」という主旨の発言も、レベル7を追認した今となっては全く逆だったことになる。これも謝罪と訂正が必要であろう。県がいつまでもこの主張を公式ページに貼り付け続けるのは危険ですらある。当初の東電と日本政府の楽観的認識表明に対して、海外は意図的隠匿だったと見なしている。

「どこかで線引きをしなければならない。安全だといえるから線引きをするんです。」時に「安全」と口にし、時に科学者として「安全」とは口にできないと言う。

「なぜ避難させないんですか?」「ここが知恵の絞りどころです。」
汚染地区住民を避難させないために知恵を絞っているとでも言うのですか?

「少しは甲状腺被曝をするかもしれない。」 
飯舘村は多くの子供さんたちが高濃度汚染にさらされたと心配されますが、本当に少しだったでしょうか?

「内部被曝はガンの芽を生じさせるでしょ」
じゃあ危険性を認めてんですか?

「報道関係者は自分たちの科学的知識のなさを暴露しました。」
あなたでしょ?

「作業員の基準が100ミリシーベルトが250ミリシーベルトに引き上げられた。」
だから公衆の被曝量など問題ないとでも言いたげですが?

「内部被曝は外部被曝の10分の1。そういうリスクは少ないです。」
その根拠は?文科省は2パーセントと言っていました。別の場所ではご自身が内部被曝の危険性は誰にもはっきりしたところは判らないと言っている。

「(少量長期被曝のほうが)生物学的には圧倒的に少量浴びるほうが障害がでません。これは明確に疫学的に証明されてますし、動物実験でも、私がやった細胞のレベルでも判ってます。」「少量の慢性被曝の危険は非常に低いと思ってもらって結構です。」
こんなふうに自信を持って明確に語るのは山下先生だけです。(だから安心できません。)

「(食品の安全についても)基準以下になったら、まったく考慮する必要はありません。」
まったく考慮しなかったら食べ続ける内にストロンチウムなど骨にどんどん蓄積されていきませんか?恐ろしいこと言いますね。

「環境の汚染の濃度が100マイクロシーベルト/hをこさなければ、まったく健康に影響を及ぼしません。ですからもう5とか10とか20とかいうレベルで、外へ出ていいかどうかということは、もう明確です。昨日もいわき市で答えられました。今いわき市で外で遊んでいいですか?ああもうどんどん遊んでいいです。福島もおんなじです。全く心配することありません。」

この日のいわき市の空気中放射能濃度(Bq/m^3)は異常に高かったという記録があるのですが。つまり先生のおことばを真に受けて、どんどん外で遊び回って汚染物質を胸一杯吸い込んだお子さんがたくさんおられたとしたら・・・

「健康への影響は微々たるものです。一般の住民に対する不安はまったくありません」「次の世代に対する責任はあります。」

リスクアドバイザーの不用意な「安心」発言のために、本来避けられたかもしれない被曝を被った方にとって、一番責任があるのはあなたということになってしまいます。

「皆様方からも、手厳しいいわきのような質問をしてください。」って言ってますけど?

いわきに対する反感がにじみます。二本松での講演でもいわきの「難民」の柄の悪さを「浜通りは人間が違うんだそうですね」と取り上げられていました。



今日気づきましたが、伊達市でも住民に見え透いたウソを言っていたんですね。殊勝な顔でしゃあしゃあと語る明らかなウソの数々。

http://www.youtube.com/watch?v=kTF2gCugInc&feature=related

「100ミリシーベルトは子供にとっての安全を考えて定められた基準です。」
耳を疑います。100ミリが子供への基準って誰が言ってますか?口からでまかせでは?現に福島県ホームページであなたの3月の動画の下に訂正文が載っているじゃないですか。

「だから日本では20ミリシーベルトという一番厳しい基準に決めたのです。本当は20ミリシーベルトを超えても50ミリシーベルトを超えても、危険はないのですが。本当は絶対安全だと言いたいんです。でも科学者だからそう言えないんです。」

私たち住民は、現状が「安全」じゃないことくらいアドバイザーに言われなくても判っています。「安全」でなどない状況で、誰もあなたに「絶対安全です」「絶対安心です」となんか言ってほしくないんです。

もしもあなたにそう言ってほしい人がいるとすれば、それは賠償責任を負うことを自覚している人たちではないですか?責任企業がそう思うのはやむを得ないとしても、国や県がまさかそれを願ってこの人をいまだにNHKニュースでしゃべらせたり、ホームページに能天気な「安全」断言講演ビデオを載せ続けているのではないでしょうね?

はあ?でも今頃変ですね?あなたはまさに初期被曝を避けなければならないときに、実に精力的に県内各地にでかけては「絶対安全です」と触れ回って住民をその地にとどまらせてきたではありませんか。

「内部被曝の評価は難しいです。でも子供さんに放射性ヨウ素はとらせないようにするのは大事です。」

「お母さん方を安心させるのは難しいです。感性的感情的にそのレベルを理解していただけないからです。」

「科学」として疫学的、統計学的に「有意」な結果を得るためには、福島県の皆さん全員のご協力が必要なのですね?統計学的に「有意」な結果を導けるほどに多数の被害者を高濃度から低レベルまで多様な被爆環境に据え置いて、そうまでして「科学的」な研究成果を出したいのですか?

あなたは「リスクアドバイザー」でしょ?ひとりでも、すこしでも、被害を少なくする方向にアドバイスしてくださらなくてどうするのですか?あなたの考える「リスク」って住民の被爆リスクとか健康被害リスクじゃなくて、東電や国、県の賠償リスクのことですか?

「将来評価が定まったときにどうなるのか?」「静かなる戦争だと思っています。」「マニュアルどおりにいきません。すぐ危険かというと、そうじゃないと思います。」
小児の甲状腺癌が発現するのは4年後位かららしく、そんなに先のことじゃないです。あなたがマスクもしないで外で遊び回っていいとおっしゃったいわきではプルトニュウム吸引も心配されます。


気になっていたのは僕だけではないようです。ひょっとして全国で有名になっているのでは?飯舘村に乗り込んでの住民慰撫作戦は、直後の避難指示により完全に裏目に出たようです。「田中龍作ジャーナル」より一部引用します。

爆発から10日余りが経った3月25日、福島県放射線リスクアドバイザーの高村昇・長崎大学院教授が村を訪れ講演した。高村教授は「ミスター100mSv」の異名をとる山下俊一教授門下である。

村人300人が集まり耳を傾けた。村民が「これからも安心して村で暮らしていけるのか?」と質問したのに対して高村教授は「医学的には注意事項を守れば健康に害なく村で生活していけます」と答えている。(飯舘村広報紙・3月30日発行より)

田中龍作ジャーナル
http://tanakaryusaku.jp/2011/05/0002384

http://tanakaryusaku.jp/2011/05/0002408

http://tanakaryusaku.jp/2011/05/0002426


こんなサイトに真っ先に名前の挙がる人をリスクアドバイザーに委嘱するという県のほうがどうかしてるのじゃ?県民の味方?それとも?
もしかしたら国(背後に米国?)からむりやり押しつけられた人材?女子供も極力初期被曝から逃がさないように・・・

http://www47.atwiki.jp/goyo-gakusha/pages/42.html

二本松の市長は独自に内部被曝検査。県立医大のホールボディーカウンターは現在り利用できないため、県外の医療機関と提携する。

http://www.ourplanet-tv.org/


ガラパリは安全というのは短絡

http://d.hatena.ne.jp/inoma99/20110331/1301577220


おつかれさまでした。